2011年12月21日水曜日

民藝3.0




無名の職人たちが日常生活のために作った実用品に「美」を見出した柳宗悦。
あの当時の下手物は、いまは「骨董」になってしまって値段がうんと高い。

ガラス張りのショーケースに入っている
現役の「伝統的工芸品」もいいけれど、
綺麗すぎて物足りない。

さぁもう一度。日本に息づく「用の美」を探しに行こう。

日本の「美しい実用品」をめぐる旅。

その名も「民藝3.0」

                                                                         2011.12.20
                                                                                しみずしげとし

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今回は、エコプロダクツ2011で出会った美しいマイバックを紹介します。




この形に一目惚れ。使わないときは、たたむというよりかクシュクシュっと押し込んでまん丸に。たたんだときが特に美しいマイバック。もちろん、伸縮自在なので容量は十分。お米5kgまで入る。
おもしろいのがその起源。おばあちゃんのタンスの隅っこで見つけたと作者が話してくれました。さらに興味深いのが、おばあちゃん世代はこのバックを見て懐かしいと言うらしい。ひょっとすると、むかーし昔、全国的にこのバックが普及していたのかもしれない。どこかの特産品だったのか。
ご存知の方は情報提供お願い致します。作者も知らないその起源が非常に気になる。
■お店データItalist http://www.italist.jp/story.htmlコンセプトは「持っていてウレシク、使ってベンリ」確かな糸メーカーのものを厳選し、ひとつひとつ手編みでつくるオンラインショップで購入も可能。詳しくは上のURLへ修理も可能。長ーくお付き合いできそうです。

2011年12月8日木曜日

南部暮し、はじめました。(第5号)

南部(藩)の残した魅力ある「もの・こと・場所」を毎号ひとつずつ
発信します。
由緒ある古いものから新しいものまで、あれこれと。

ぶちょうほうまんじゅう 
 / 陽月菓子店 Since 不明

「米の粉ば、いっしょけんめいこねで、まねっこのできねぇ
しなみっこど、味っこをだし、中に黒蜜っこをいれ、うえに
クルミっこを乗せやんす。
歯ざわりっこがよく、味っこが口いっぺぇ広がりやんすな。
密っこがプチュッとはねで、不調法するときもありやんすが、
お許るしぇってくんなせ。」
(ぶちょうほうまんじゅう物語より抜粋)

不調法しないように一口でたべるお菓子です。
中に黒蜜がとろーりと入ってます。
なので取扱注意。帰り際に「横にしないように
このままお持ちください」と忠告されます。
確かに、これはうまい。
昼過ぎには売り切れることもあるとか。
今日(木曜日)は15時ごろ行きましたがまだありました。
平日は比較的買いやすいのか。

■お店データ
 陽月菓子店
 岩手県盛岡市八幡町6−6
 (↑盛岡八幡宮から約300m、バスセンターから約500m)
 9:00~
 


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